幸福な王子 [小説]
童話が続いているなあ~と思ったので究極の童話をご紹介。
オスカー・ワイルド著『幸福な王子』です。おそらく子供の頃に誰しもが読んだであろうお話です。黄金の王子像が、ツバメに頼んで自分の飾りである宝飾を皆に配るという。オスカー・ワイルド自身はゲイでロマンティストで…というイメージが先行しがちなのですが、彼のその一種のピーターパン・シンドロームのような部分が、このような素敵なお話を作ったと思えるのです。
本当に美しいもの、本当に輝くものはいったい何なのか、大人になって日常に追われている私たちが一番思い出したいことが、この作中にあります。
英語版で読むのもお勧めです。↓は今やハリウッドで超人気モノになってしまったオーランド・ブルームの初出演映画です。ワイルドの人生を追うなら映画からもお勧めです。ジュード・ロウがまたいいんですねー。ちなみにオーランド・ブルームは一瞬しか出てきません!が、スター性を感じるに充分だったと思いました。
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